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新型コロナウィルスの影響による、アメリカの大学の現状をお知らせいたしましす。ただ、現場も混乱している部分もみられ、各ディビジョン、カンファレンス、大学によっても方針の違う部分もありますので、基本的な部分としてご理解をしていただければと思います。

まずNCAA、NAIAは3月12日に、今年のシーズン最終のチャンピオンシップスに関してキャンセルを発表しました。NJCAAは3月13日に声明を発表し、3月14日から4月3日までの間の試合は停止になりました。

その結果を受けて、所属するカンファレンスは、試合だけでなくシーズン最終までの練習などを禁止し、内外のリクルートに関しても禁止する指示を出しています。ただ、コーチは電話やメールなどでの接触は可能です。

シーズンが途中でキャンセルとなっている救済処置として、試合に参加できる年数を1年延し、4年生の選手も希望があればもう一年試合に参加出来るよう検討しているとの情報があります。ただ、その場合、限りある奨学金の数を来年度どうするのかという問題が出てきます。枠を一時的に拡大するという話もありますが、コーチからの話では、経済的余裕のある大きな大学では可能だか、小さい大学では現実的に厳しい場合もあり、まだ最終決定には至ってないようです。

今の段階でNLIにサインをしている2020年度入学の選手に関して、それを取り消されることはないという見方をするコーチがほとんどです。ただ、まだサインが出来ていない選手には多少の影響があるかもしれません。I-Con Sportsとしてはコーチとのコミュニケーションを強化して、状況の変化を見極めて判断をしていきたいと思います。

いずれにしても、この状況が収まらないと先行きが見えない部分がありますが、これは日本の選手だけの問題でなく世界的な問題となっていますので、何卒冷静に目の前の事案にまずは向き合うようにお願いいたいたします。

現役の留学生の方に対してですが、大学によってはインターナショナルの生徒は強制的に各国に帰国させる動きもございます。ご存知の通り、アメリカもコロナの影響が増えてきて、先日トランプ大統領も国家非常事態を宣言いたしました。ただ、そのことに関してはマイナスに捉える部分ではなく、逆に私の住むNYでも、ドライブスルーの検査場の設置がされたり、膨大な国家予算がかけられるようになり、プラスに捉える動きの方が多いように思えます。

しかし、やはり遠く離れた保護者の方々には、大切なお子様が遠くにいらっしゃることは大変不安でご心配かと思いますので、出来ることならお早めに日本にご帰国される準備をされるのも良い判断かと思います。

また、アメリカにまだしばらく残られるお子様に対しては、私はこれからもNYにとどまりますので、何か手助けが必要なことがあれば遠慮なくご連絡頂ければと思います。航空券や車の手配などでも承りますので、何なりとお申し付けください。

今後現役生の声も交えて、こちらの状況を発信していきたいと思いますので、今後ともどうぞお願い致します。

重ね重ねになりますが、こちらの情報はまだ交錯している部分もありますので、あくまでも一般的なものとして捉えていただき、例外もありますことご了承いただければと思います。